ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ノイズィNY

NYの人達はあまり音を気にしない。
マンハッタンを歩く人の5割は電話をしている。
レストランも賑やかなほど良いとされているらしい。

地下鉄で携帯電話は通じないけど、Gameをしている。
音量をいっぱいに上げてやっている人もいる。

車両に乗って来て踊りだす少年ダンサーもいる。
ラジカセで音楽を流しダンスして、チップをもらいに来る。

知らない人でもすぐ話しかける。
「次の駅はどこ?」
表示が分かりにくいのだ。

かく言う私も駅を乗り過ごした。
(やってしまった)とベンチでクッキーを食べていると
「ニイハオ」と話しかけられた。
インド系の女性。
「アンニョンハシムニカ」と言うので
「Kon-nichiwa。I'm Japanese」と言うと
彼女は「日本語は知らないわ」と言った。

ーあなたはインド人? と聞くと
「私は色んな血が混じってるナショナル人なの。ひいおじいさんはインドだけど」とのこと。

電車が来たので
「Good byeは何て言うの?あ、SAYONARAね」と言われた。
ー知ってるやん! と言うと
「それだけ知ってるの」と言って去って行った。

なんだか嬉しかった。
私、しょんぼりしているように見えたのかなぁ。