ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

イスタンブールのお正月

イスタンブールに着いたのは夜の7時くらい。
迎えに来たホテルのドライバーが「トルコの新年は素晴らしいですよ」と聞き取りにくい英語で言ったのだ。
部屋でくつろいでいると、M先生が「私、都会は嫌いじゃないねん」と隣で呟くのだ。
「じゃあ行く…か?」と私が言った途端、
「そうこなくっちゃ!」と飛び起きるM 先生。

てなわけで、タクシーを飛ばして新市街のタクシン広場へ。

行くまでに大渋滞。
途中で降ろしてもらったけど、
時雨の中、向かう道も大混雑。
その人々が大半は濃い顔立ちの若者。
指笛を吹いたり大きな声で騒いだり。

田舎から移動したての私達には刺激が強すぎる。

新年直前にギブアップ。
タクシム広場近くのお店に飛び込んだ。
カウントダウンが始まったにもかかわらず、見に行く元気もない。

M先生が「私、やっぱり都会は合わへん」と言い出す。
「どうせこの事、ブログに書くやろ?」と聞く。
「書いたらあかんの?」と聞くと
「別にいいけど」とのこと。

しばらくして
「帰ろう…か?」と言うと
M先生が「待ってました!!」と立ち上がった。

そんな2012の始まりです。