ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

おめでたくないお正月

喪中のお正月は難しい。

元旦に実家にいると、伯父から電話がかかってきた。
私「もしもし」
伯父「もしもし?あれ?聞こえづらいな」
私「伯父さん?千栄です。もしもし!」
伯父「ちょっと電話が遠いなぁ」
私「こっちは聞こえてるよ。あけましておめでとうございます!
伯父「今年は、それは、言わへんで」

聞こえとるやん。
どうやら、新年のあいさつだけが受話器に拾われたらしい。
悔しい。伯父の罠にはめられた感じ。

それ以来、なるべく「おめでとう」は言わないように気をつけている。
だが「今年は言えません」とはっきり宣言すると
「ごめんなさい」と謝られたりするので、それも心苦しい。

結婚指輪みたいに、さりげなく伝える方法はないかしら?
松の内まで、「も」と書いたハチマキでも巻いていようかしら?