ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

選評

『結婚申込』が終演すると、
翌日に上演する『男亡者の泣きぬるところ』の積込みがあるので、
ニットキャップシアターのメンバーとスタッフ陣は一斉にいなくなった。

おかげで授賞発表のごま組は、私とごま氏しかいなかった。
出席できなかったみんなに、印象に残った小堀純さんの選評を伝えます。

「70年代、横尾忠則は、寺山修二率いる天井桟敷のポスターを書いていた。
後に寺山に紹介され、横尾は唐組のポスターも手がけるようになる。
今でもポスターを見るだけで、『これは天井桟敷』『これは唐組』と区別がつく。
だが共通して『横尾忠則の作品』という主張もある。
これからの作品にも、原作の持ち味を生かしながら
『これはごまの演出だ』という色を期待します。」ということでした。

これは役者にもスタッフにも言えるかも。
どんな作品に参加しても、座組みに色を添えられるように。
うん。がんばろう!