ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

tight package デビューライブ

福山俊郎氏が、音楽ユニットを結成したらしい。
その名もtight package.
ギターとピアノのデュオである。

記念すべき第一回ライブに行ってきた。
ユニットでは俊郎のオリジナル曲が繰り広げられる。
だが、「みんな楽しんでや」と言ったせいか、
はたまた客層のせいか、後方の客席は常にザワザワ。
おばちゃんの「もう、失礼しまっさ」
「あんた今日は疲れたやろう」
というような会話が飛び交っている。

ライブが終了すると、カラオケタイム。
里見浩太郎」や「明治一代女」など、古い曲が次々歌い継がれる。

私も最初は負けじと声を張り上げて会話していたが、これは巻き込まれるしかない。
勇気を持って飛び込んだ。
客層を見て「ウナセラディ東京」をリクエストした。
俊郎が「僕もリクエストしよう!」と腰を上げた。
自分が歌うとなると、がぜん他の歌に「ヒューヒュー」などと言って盛り上げだす。

イントロが流れて、さぁ俊郎の番!
途端におばちゃんおじちゃんが「ほな帰ろか」と席を立った。
今日の主役君、呆然。

それでも俊郎、「みんな楽しんでくれてよかった」と言っていた。
うん。楽しんだと思うで。
ライブがあった事は、すっかり忘れてるかもしれへんけどな。