凱旋門賞を見て、TPOについて考える。
日本で競馬と言えば、赤鉛筆を耳に挟んだタバコ臭いおっちゃんの世界だが、
英国では羽帽子とオペラグラスの世界なんだな。
「ディープ、飛んでほしい!」と取材を受けていた日本人男性二人組は
頭に馬をかぶっていた。
競馬場が映った時、シルクハットの合間にかぶりものの馬が見えるかと
目を凝らしていたが、どうやら彼らはそんな勇気がなかったようだ。
翻って大阪ウィンズ道頓堀の公開ライブ会場。
お揃いの騎手Tシャツに彩られたサッカー応援ばりの会場に、羽帽子の女性がいた。
今いくよさんかと思ったくらい、コテコテファッションに見えた。
ディープインパクトも、それくらい雰囲気の違いを感じたのだろうか。
客層の違い、環境の違い、ファンファーレなしの盛り上がりの違いで
モチベーションあげられへんかったんやろか。
動物やから、肌で感じた事に嘘つけへんかったんかな？
人間の方がその辺、頭で切り替えられるんかもしれへんね。
あぁ残念やった。
でもディープ、あんたは立派な日本産馬やで！
