ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

黒滝村で舌鼓

下市口駅に迎えに来たマイクロバスに揺られて、

山また山を越え、丹生川のほとりにある、奈良県黒滝村の「森物語」へ。

夏、コロナを挟んで4回ほどキャンプに行っている私達だけど、

今回は一軒家でもバンガローでもなく、旅館です。

 

旅館から向かった別棟はどっしりした古民家。

(大雨のため、徒歩2分の距離をバスで送ってもらいました)

ここで会席をいただきます。

 

・前菜 大和牛しぐれ煮、鴨ロース、川海老、うすい豆腐、帆立の旨煮

・お造り はまち、鮪、鯛

・焼物 蝦夷鹿陶板焼

・煮物 鰻と茄子の温玉添え

・温物 黒毛和牛すき焼

・揚物 天然小鮎の天婦羅

・食事 山菜釜飯 香の物 赤出し汁

・水菓子 アイスクリーム

 

一品一品が新鮮で美味な、充実のメニュー!

(こんな山奥なのに…)と、グルメのA嬢も舌鼓。

 

甥っ子1号(9歳)は、大人メニューを少し間引いた料理。

甥っ子2号(5歳)は、お子様ランチ的な、ハンバーグやソーセージ。

大人が舌鼓を打っている中、1号の箸が進まない。

一品目の豆腐をひと口も口にせず、「いらない」と遠ざける。

2号のお子様ランチを引き寄せて、プリンをぐちゃぐちゃに崩して遊んでいる。

あぁ…プリンでさえ、私にはご馳走なのに…。

 

私としては、日頃、きれいに食べきる大人達と食事しているので、残すなんてあり得ない。

食べるのが嫌いなのかなぁ?

と思っていたら、茶屋で頼んだうどんとカレーライスはがっついていました。

この子達に枝豆豆腐の甘味や鰻の香ばしさ、山菜の苦味、バラエティ豊かな料理の味が分かる日は来るのかなぁ?

お子ちゃまの舌のままでいてくれる方が、安上りかなぁ?