ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

パルナスTシャツの攻防

A嬢が、嬉しそうに「チエちゃんにプレゼントや」と渡してくれた。

包みを開けると、Tシャツ。

嬉しいけれど、着ていく場所が思い浮かばない。

稽古着か、休みの日に部屋で着るか…

たぶん、A嬢の前で着る機会はないと思う。

微妙なリアクションに、「いらんのやったら返して」と言われた。

 

A嬢はこれを買うために、わざわざ豊中まで行ってくれたらしい。

自分の分と2枚も買ったらしい。

パルナスのこのロゴが、たまらなく好きなのだそうだ。

しまいに「私の死装束にするわ」と言う。

私が「死んだら死後硬直するから、Tシャツは着させにくい」と言うと

A嬢「ほな、死にそうになったら着るわ。チエちゃん呼ぶわ」

私「病院で、管がいっぱいつながってるかもしれへんし、前開きじゃないと難しい」と言うと

A嬢「ほな、上からかけてくれるだけでもいい」

 

それでもA嬢、少し冷静になったみたいで

A嬢「確かにこれがカネテツのてっちゃんやったら、私もチエちゃんと同じ顔するかもしれへんわ・・・」

た、確かに、どっちも稽古着行きやな…。