ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

救急の準備

神泉苑祭での奉納囃子、10時半の部終了後、一人の男性が倒れた。

悲鳴と共に「救急車!」と叫ぶ声が聞こえた。

 

倒れた男性は、Hさん。

私の知人だ。

彼は、持病を持っている。

時々、意識を失うことも聞いていた。

その時、どうしたらいいかも話していた。

 

だから、「ちょっと待って」

「救急車を呼んだ方がいいですか?」と聞いてみた。

直後、意識を取り戻したHさんは「大丈夫」と起き上がった。

看護師のS嬢(囃子方OG)が駆け付けて、脈を取ったり目の下をめくって、問診をしてくれた。

Hさんは座って、しばらく日陰で休み、11時半の囃子も聴いてくれた後、無事に帰宅した。

 

良かった。

でも、その瞬間の判断は、シビアだった。

6日(金)、Hさんは元気に出勤していました。

「たくさんの前で倒れて、恥ずかしい。もうお嫁に行けない」と言ってました。

皆さん、ご心配おかけしました。