ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

奈良 虎 寺 真っ暗

寅年生まれの友人が、小さい頃の体験を、よく話してくれた。

寺のお堂の地下道を巡ったこと。漆黒の暗闇を体験し、怖かったこと。

場所がずっと謎だったが、この正月、判明した。

信貴山朝護孫子寺

 

奈良県にある、聖徳太子に所縁のあるお寺。

物部守屋氏を倒そうと拝んでいたら、虎の年、虎の月、虎の日、虎の刻に毘沙門天が現れたそうな。

だから、境内は虎だらけ。

今年は寅年だから、テレビで取材されていた。

A嬢、ずっと大阪だと思い込んでいたらしい。

奈良やったんや!

で、一緒に行ってみた。

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お山、丸々お寺の世界!

戒壇巡りは、本堂にありました。

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200円払って、注意事項を読んで、いざ地下の旅へ!

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暗闇の中、壁に右手をつけて回ります。

壁が冷たくてかじかむけれど、右手が命なので、離せません。

これ、一人で漆黒の闇なら、怖かったやろなぁ・・・。

 

と言うのも、LEDのライトが前方に灯っていました。

そのライトのおかげで、距離感や道が曲がることが分かってしまいます。

私の前にはA嬢がいたから、暗闇は一応キープされて、錠前は手探りで確認しました。

 

近所のおはぎ屋さんによると、コロナで3か月ほど休止して、再開以降、LEDライトがついたそうです。

A嬢は「もっと長くて入り組んでいた」

と言うけれど、たぶん構造は同じ。

ミステリアスな方が、大きくて魅力的に見えるものよねぇ。

ともあれ、いくつ目かの寅年に、再訪できて良かったね!

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