寅年生まれの友人が、小さい頃の体験を、よく話してくれた。
寺のお堂の地下道を巡ったこと。漆黒の暗闇を体験し、怖かったこと。
場所がずっと謎だったが、この正月、判明した。
物部守屋氏を倒そうと拝んでいたら、虎の年、虎の月、虎の日、虎の刻に毘沙門天が現れたそうな。
だから、境内は虎だらけ。
今年は寅年だから、テレビで取材されていた。
A嬢、ずっと大阪だと思い込んでいたらしい。
奈良やったんや!
で、一緒に行ってみた。
お山、丸々お寺の世界!
戒壇巡りは、本堂にありました。
200円払って、注意事項を読んで、いざ地下の旅へ!
暗闇の中、壁に右手をつけて回ります。
壁が冷たくてかじかむけれど、右手が命なので、離せません。
これ、一人で漆黒の闇なら、怖かったやろなぁ・・・。
と言うのも、LEDのライトが前方に灯っていました。
そのライトのおかげで、距離感や道が曲がることが分かってしまいます。
私の前にはA嬢がいたから、暗闇は一応キープされて、錠前は手探りで確認しました。
近所のおはぎ屋さんによると、コロナで3か月ほど休止して、再開以降、LEDライトがついたそうです。
A嬢は「もっと長くて入り組んでいた」
と言うけれど、たぶん構造は同じ。
ミステリアスな方が、大きくて魅力的に見えるものよねぇ。
ともあれ、いくつ目かの寅年に、再訪できて良かったね!