ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ニューヨーク公共図書館エクス・リブリス

「ニューヨーク公共図書館エクス・リブリス」をアマゾンプライムで視聴。

3時間25分にわたる、ドキュメンタリー映画

何度も訪れているNYPLだけど、裏側や分館など、とても興味深い。

moviola.jp

ここは、半分は市の補助金から、半分は民間の寄付によって運営されているらしい。

図書の貸し借りはもちろん、デジタル化や作家の講演、音楽会、乳幼児の遊び場、小学生の勉強、10代へのプログラミング教室、点字本の読み方のアドバイス、朗読本の作成、ネット環境の整備など、色々手掛けている。

アメリカは人種の宝庫だから、移民のルーツを調べたり、奴隷制度について勉強会をしたり、チャイナタウンの分館でパソコン教室をしたり、仕事の斡旋をしたりと、地域の要望に応じて、きめ細かいサービスも行っている。

 

図書館は、本の置き場ではない。

図書館は人である。

知識を得たいと思う人が主役。そのために本があり、様々な方法がある。生涯をかけて学ぶ場である。

という言葉が印象的だった。

 

時代の移り変わりに応じて、求められる図書館の姿も常に進化する。

ともすると保守的になりがちな場所だけれど、頭を柔らかくして足元を見直さないといけないな、と強く感じました。

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