新幹線で往復3時間かけて3時間の芝居を観るという贅沢旅。
山形県平畠の紅花問屋主人「喜左衛門」になりすます、江戸の拾い屋「徳」のたくらみと、どんでん返しの物語。
ベニバナの鮮やかさと、平畠弁の柔らかさが印象的でした。
休憩時間に、(村で人気の喜左衛門が実はすごい悪人で、徳がなりすましながら悪を正していくのかな?)などと推理したけれど、違いました。
村の誰もが案外商売に真面目な、仕事熱心なお人柄。でも村ごと仕事熱心すぎて、他所者の犠牲者が出てしまうという集落の恐い話でした。
そして何より、おちん〇んを村人の前で見せようとした時に、雷が鳴る演出に、打たれました。
2015年ニットキャップシアターで上演した『こんなにもお茶がうまい』の演出と一緒や~。
「柳」+「泣く」のように
「お〇んちんを皆の前で見せる」+「雷」の組み合わせは定番なんかなぁ?
上演前、後ろの客席で「こんにちは。熊谷真実です」という声が聞こえました。朝にマー姉ちゃんで熊谷さんを見かけているところだったので、なんだか嬉しかったです。
後ろの女優さんは誰なんだろう、一目で分かるなんて…と気になり、休憩時間に振り向くと、平田敦子さんでした。なるほどね~。