ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

弦楽くるり

弦五楼さんのコンサートを聴きに、北山アンサンブルホールムラタへ。

京都市交響楽団のメンバー(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)で構成された、アンサンブル。

この方たち、超個性的で超絶技巧。

 

旗揚げ2回目のコンサートは

1.ストラヴィンスキー弦楽四重奏曲のためのコンチェルティーノ(弦楽五重奏版)

2.岸田繁作曲/ジュビレーヌ・イデアラ編曲:オマージュ・ア・ラ・くるりNo.2

 「奇跡」の主題による12の変奏曲

3.岸田繁作曲:弦楽五重奏のためのセレナード『月の恋、愛の日』

4.タネーエフ:弦楽五重奏曲第1番 ト長調 op.14

というプログラムでした。

 

くるりの岸田さんによる書き下ろし曲は、リズムが5拍子になったり、11拍子になったり。

型にはまらないので、聞いている方は、音楽にもまれまくり。

ストリングスの音が小川になり、洞窟に入ったり、高原に出てみたり、蝶々が一匹飛び出して、それを他の音がおいかけたり、

もまれながら脳内で色んな景色を見せてもらいました。

 

芸術は、蛇口をひねるみたいに、ストップしたり勢いよく出したりできない。

日々の練習や、聞いてもらう積み重ねが必要。

チョロチョロでも、文化を流し続けよう。

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