『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』というドキュメンタリー映画を観に、京都シネマへ。
散らかった部屋で「なんでわしのことを撮りたいのか、わからん」とブツクサ言う老人が、ソール・ライターだった。
NYの風景や色を切り取った、お洒落な写真が多くて、スマートな男性かと思っていたら、こんなおじいさんやったんや。
でもじっくり見ていると、偏屈なようで、かわいらしい。
亡くなった奥さんの事も愛しているし、今の助手の事も(内緒だけど)大好きらしい。
「写真の端っこに事件が起こっているのがいい」とか
「写真を見る人の左耳をくすぐりたい」とか
チャーミングな事もおっしゃる。
友人によると、京都駅「えき」で行われている写真展は満員らしい。
映画館も昼の回は完売、夜も満席だった。
どうやら京都、ソール・ライターさんのブームが起きてるみたい。
帰り道は、私も写真家気分で、何でもない景色をパチリ。