ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

桂南光独演会

桂南光さんは今年で古希を迎えられるらしい。

記念独演会のチケットをいただいて、南座へ。

南光さんは、枝雀さんのお弟子さん。

工業高校に通っていた頃、深夜ラジオを聴いて会いに行き、梅田の歩道橋で声をかけて弟子になったそうだ。

お稽古をつけてもらう時、上手に向かって「こんにちは」と言えなくて

枝雀さんが「ここに向かって声をかけるんや」と、いちいち上手や下手に移動してくださった話も微笑ましい。

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南光(ざこば)さんは声が独特。さんまさんみたいな、しわがれ声。

聞き取れるのは、独特の周波数だからかなぁ?

 

 

「上州土産百両首」は歌舞伎や藤山寛美先生も舞台化されているらしい。

関係が込み入っているけれど、間をつなぐのは愛、というお話でした。

 一つおきの座席にも、間には人の愛が挟まっているといいな。

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