桂南光さんは今年で古希を迎えられるらしい。
記念独演会のチケットをいただいて、南座へ。
南光さんは、枝雀さんのお弟子さん。
工業高校に通っていた頃、深夜ラジオを聴いて会いに行き、梅田の歩道橋で声をかけて弟子になったそうだ。
お稽古をつけてもらう時、上手に向かって「こんにちは」と言えなくて
枝雀さんが「ここに向かって声をかけるんや」と、いちいち上手や下手に移動してくださった話も微笑ましい。
南光(ざこば)さんは声が独特。さんまさんみたいな、しわがれ声。
聞き取れるのは、独特の周波数だからかなぁ?
「上州土産百両首」は歌舞伎や藤山寛美先生も舞台化されているらしい。
関係が込み入っているけれど、間をつなぐのは愛、というお話でした。
一つおきの座席にも、間には人の愛が挟まっているといいな。