ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ご近所の上下左右力

雨の日、友人X嬢が困っていた。

お母様の下の階のお宅に水漏れしていると、管理人から電話があったらしい。

母上に連絡するけれどつながらない、とのこと。

(もし、家で倒れていたらどうしよう)

と言うので、X嬢と共に母上のマンションに行ってみた。

 

扉に「帰宅したら、連絡してください」と、管理人のメモが貼ってある。

電話しても、ドアを叩いても、返事がない。

ポストを開けて耳をあてたら、テレビの音が聞こえる。

「在宅してはるんちゃうか?」

 

とりあえず迷惑をかけている下の階のお宅にお詫びに行く。

出てきた女性(Aさん)は「私じゃないわ。たぶんお隣よ」

と、Bさん宅へ。

Bさんは「水漏れはそんなに切羽詰まってないけれど、お母さん心配ね」

と、上階の母上の隣のCさん宅へ。

 

Cさんは「管理人さんに頼まれて昼から電話かけてるけど、出ないのよ。」

話しているうちに、向こう隣のDさんも出てこられた。

「時々お友達が訪ねてらっしゃるようよ」

そのうちマンションの理事の方、管理会社の方、続々と現れてワイワイ。

 

結局、お母上は家から「何ですか?」と出てこられた。

ご無事で良かった。

ご近所の方々、ご協力と情報、ありがとうございました。

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