雨の日、友人X嬢が困っていた。
お母様の下の階のお宅に水漏れしていると、管理人から電話があったらしい。
母上に連絡するけれどつながらない、とのこと。
(もし、家で倒れていたらどうしよう)
と言うので、X嬢と共に母上のマンションに行ってみた。
扉に「帰宅したら、連絡してください」と、管理人のメモが貼ってある。
電話しても、ドアを叩いても、返事がない。
ポストを開けて耳をあてたら、テレビの音が聞こえる。
「在宅してはるんちゃうか?」
とりあえず迷惑をかけている下の階のお宅にお詫びに行く。
出てきた女性(Aさん)は「私じゃないわ。たぶんお隣よ」
と、Bさん宅へ。
Bさんは「水漏れはそんなに切羽詰まってないけれど、お母さん心配ね」
と、上階の母上の隣のCさん宅へ。
Cさんは「管理人さんに頼まれて昼から電話かけてるけど、出ないのよ。」
話しているうちに、向こう隣のDさんも出てこられた。
「時々お友達が訪ねてらっしゃるようよ」
そのうちマンションの理事の方、管理会社の方、続々と現れてワイワイ。
結局、お母上は家から「何ですか?」と出てこられた。
ご無事で良かった。
ご近所の方々、ご協力と情報、ありがとうございました。