ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ゴドー愛

3月に上演する『ゴドーを待ちたかった』に備えて

ユニット美人でサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を読んでみる。

 

「あぁ、いいなぁ」と黒木さんから声が漏れる。

黒木さんは、心底『ゴドーを待ちながら』を演りたかったらしい。

「台詞の読み方で、可笑しくも深くもなるんですよ」と力説してくれる。

 

でも”女性が演じる”点がネックとなり、版元から上演許可が下りなかった。

ゴドーを待つことを許されない私達は、オリジナルを上演することになった。

黒木さんは、うんうんうなりながら、執筆中。

 

ゴドーへのあふれる愛、裏返しになった気持ちが向かうのは、どこかしら?

私は楽しみに待つばかり。

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