ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

番外地物語

大隅玲吾著『番外地物語』を読了。
出版は網走文化協会。
昭和49年5月20日第3版発行。

A嬢が貸してくれた。
昔、網走に旅行した時、売店で買ったらしい。

ここには網走刑務所での色んなエピソードが書かれている。
著者はここに服役していた囚人らしい。

脱走した人
無実の罪で服役している人
刑務所内での男性同士の恋愛
独房の厳しさ
動物との情事

など、どの話も簡潔で興味深い。
大隅さんは、仮名らしいけど、
クールな目線で、時には厳しすぎる刑務官の批判をしたりする。
これを出版した協会もすごいなぁ、と思う。

とにかくレアな図書だ。
今でも売ってるのかなぁ?
ま、朗読するにはあまりに生々しい内容だけれど。