雨の中、病院の前のバス停。
車椅子の母と娘らしき二人組。
車道に出て、バスを待っている。
1台が来たけれど、
「後ろにも京都行きのバスが来ています。そちらにご乗車ください」
とアナウンス。
2台目も車椅子から離れたところで止まった。
3台目も同じくらいの混み具合。
運転手さんが降りてきた。
「どこまでですか?」
「三条河原町です」
運転手さんが、車椅子用のスロープを出そうとしたら
「なくても載せられます」
と、軽々バスに乗せた。
手間なんかいらなかったのに
要は、運転手さんの気持ち次第だったのに
車椅子で公共機関を使って移動するのはまだまだ大変やなぁ、と目の当たりにしたのでした。