ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

あけびの種まき

「あけび」を食べた。

夜ご飯のお皿に乗っていて、紫色と茶色の物体に
(芋?なすび?)と思っていたけど
朝ご飯に割って出してくれた。






ふかふかの布団にくるまれた、幼虫みたい。
(うへぇ~!気持ち悪い)
と思いながらも、目をそらせない。

一緒に行った版画家夫妻はこれを食べたことがあると言う。
「外皮は苦いけど、中は甘いよ」

幼虫部分を恐る恐る口に含むと、ねっとりとしたほのかな甘み。
自然のおいしさ。
私がサルなら、食べまくってるだろう。

ただし、ほとんどは細かい種。
種は飲み込むと便秘になるそうだ。
注意注意。

道にもあけびがなっていた。
もぎって割って、
歩きながら食べた。
種を道端にプップッと吹いた。

途中でT嬢の知合いのおばちゃんがいて、車を開けると色んなあけびが入っていた。
緑色、薄い色、ちいさいの。
甘さもちょっとずつ違った。
みんなでプップッと種まきした。