ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

武者修行

落語の稽古は一人で録画して、見返して、修正して、の繰り返し。

何度も繰り返すと、やるのに飽きてくる。

でも何度見ても、面白い。

 

とは言え、自分だけで収まってはいかん、と、職場の同僚に見てもらった。

集まってくれた4人を前に、床に敷物を敷いて、低いところから、いざ高座。

 

飛沫を恐れて、皆、遠巻きにポツポツ座る。

マスクをして、無表情。

目をつぶる人もいる。腕組みをする人も。

鍛えられるわ~。

 

終了後、「頭のいい人が作ったんやな」とか「4年前よりパンチないな」とか「声が通るなぁ」とか「知らん時事ネタがあった」とか、色々感想を寄せてもらった。

ああ、この人達は前回もこんな感じやった。

わざわざ残って、中にはこのために出勤してくれた人もいて、見てくれて、ありがとう!

この修行を経て、明日は花開くのよ~!

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引っ越しの現場より

引っ越しを予定している友人の家へ。

廃棄予定の自転車を譲り受けた。

昨年買った冷蔵庫は、リサイクルショップへ。

洗濯機は、1万円弱で電気屋さんに処分してもらうらしい。

午後からクレーンが来て、ネットとテレビ回線を撤収するそうだ。

すっきりしていく家を見るのは、すがすがしい。

 

でも本人は「なんでこんなに買ったんやろう」と、食器や本を眺めてはため息をついていた。

ヤフオクで競り落とした時は、充実したんやけどな」

A嬢が好きなキャラクターの話も興味深い。

 

「チエちゃん、何でそんなに面白がってくれるの?」

と聞かれるまで、自分がリアクションしていることに気がついていなかった。

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お気に入りの取材

次号の「ハンケイ500m」に向けて、取材を受けました。

テーマは『私のお気に入り』

今、お世話になっているグッズを紹介しました。

落語でも大活躍の予定です。

次回の落語は、小物を使ったり、歌を歌ったり、枠から大いにはみ出す予定。

 

発行は来年1月。

どうぞお楽しみに。

 

ちなみに前回、圓城さんの記事は、こんな内容でした。

hankei500.kyoto-np.jp

 

焼酎亭AI・HALL寄席~豊穣~

劇場チケット 予約フォーム

www.quartet-online.net

配信チケット 昼の席

v2.kan-geki.com

配信チケット 夜の席

 

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脱ぐための羽織

これまで、落語の時には羽織を羽織ったことはないけれど

今回は特別。

席亭からのオーダーに応じて、実家に探しに行く。

上品で明るい色の一枚を拝借。

 

でも羽織って、マクラが終わったらさらっと脱ぐのよね。

これが、良いタイミングで脱げるかどうか、

そもそも脱ぐことに意識が行くかどうか

今のところ自信が、ございやせん。

youtu.be

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ヴィンチェンツォ

NetFlixの韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』20話を観終わってしまった。

悪党が悪党を懲らしめる、韓国の闇を描いたドラマ。

法廷サスペンスやバイオレンスにコメディをはさんでいるので、印象は明るい。

 

『ヴィンチェンツォ・カサノ』が主役の名前。

韓国系イタリア人、マフィアのコンシリエーレ(相談役)。

主役のソン・ジュンギさんは、松下洸平さんに似てなくもない。

「ヴィンチェンツォ・カサノ」はドラマの中の人も、うまく発音できない。

『ビンセンチョ・カサノッシ』と言う。

「コンシリエーレ」は『コーンサラダ』と言っている。

 

私も、アレクサに「ヴィンチェンツォが見たい」と頼むけれど

「ビンセントが教えてくれたこと」

ボヘミアン・ラプソディー

「パンツマン」が表示され、なかなかうまく表示してくれない。

滑舌、鍛えないとね。

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対面稽古

11/27(土)の「焼酎亭AI・HALL寄席 豊穣の会」に向けて、出演者で集まってお稽古。

一人で稽古していると、だんだん分からなくなってくる。

どこで受けるかも含めて、人に見てもらえてよかった。

 

台詞がふと、急に出てこなくなって、

「忘れた」

と、キョトンとなったりした。

後で「あれ、わざとですか?」と聞かれた。

こればっかりは、本番でも有り得る。

度胸をつけるためにも、やらかしといてよかった。

 

席亭から、色々ためになるダメ出しをもらった。

でも結局は、「アップアップしてるワインさんを見るのが楽しい」という結論になった。

せいぜい、アップアップさせてもらいます。

 

「焼酎亭AI・HALL寄席~豊穣~」は配信チケットがあります。

劇場の観覧チケットも、今ならご用意できます。

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『焼酎亭AI・HALL寄席~豊穣~』

 ■出演
【昼席】13時
焼酎亭ワイン(日詰千栄)
焼酎亭サングリア(ののあざみ)
焼酎亭ヴォジョレー(大森千裕)
振り袖かを里(船戸香里)

【夜席】17時
焼酎亭杏露(石井テル子)
焼酎亭八海山(千田訓子)
焼酎亭林檎(西原希蓉美)
焼酎亭赤鹿毛(阿部遼子)

■日時 2021年11月日27日(土)昼席13時/夜席17時(受付・開場は開演の30分前)

■会場 AI・HALL  イベントホールホワイエ
    〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号
■予約

焼酎亭予約フォーム 
アイホール TEL: 072-782-2000(9:00~22:00/火曜休館)Mail: info@aihall.com 

■入場料 1000円(全席自由)

■配信チケット 1,000円
○昼寄席 https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/462 

○夜寄席 https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/463

■席亭 焼酎亭七夕(宮川サキ)、焼酎亭菊正宗(菊地秀之)

■お問い合わせ
焼酎亭     aihallyose@gmail.com
アイホール 072-782-2000(9:00~22:00/火曜休館) info@aihall.com                  

共催/伊丹市立演劇ホール

なれそめ

伯母の納骨。

墓石屋さんが、伯母の名前を彫り込んでくれていた。

お骨を納めるところのセメントを取り除いて、

日詰家のお墓の中を覗かせてもらう。

骨壺から出して、お骨をさらしに入れて納める方式。

祖父、祖母、伯父のDNAが積み重なっている。

発掘現場のような光景だった。

 

その後、祇園でフランス料理をいただきながら、私の母へ、父とのなれそめについて、従兄弟から質問。

私の両親は、伯父と伯母の結婚式に出席していたらしい。

写真に写る母は当時高校生で、制服に三つ編みだったそうだ。

そこから色々あって、伯父の弟(父)と伯母の妹(母)が結婚した。

父のお見合いがなかなか決まらなかった理由は、母いわく、スタイルのいい人が好みやったみたい。

はい、ごちそうさまでした。

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営業さん

コロナ以降初めて、東京から営業さんが来られた。

「いやぁ~、2年ぶりですよ」と、嬉しそう。

 

この2年はほとんど、リモートでお仕事をしていたらしい。

「朝に札幌のお客さんと話して、午後から九州のお客さんと打合せできるんですよ。でもね・・・」

オンラインで会議や営業をしていると、今までになく

自分の顔に向き合う事が増えたとか。

それが、ショックだったんだって。

「自分が思っていた姿と違うんですよ。もう、自分を見るのが嫌で」

直接お客さんと話せる形態に戻って嬉しいらしい。

 

あんまり大した話はせずに、ゴロゴロとスーツケースを転がして行った営業さん。

これからは出張旅費も出にくくなるんとちゃうかなぁ。

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ようかんぱん

2021年のトレンドスイーツはマリトッツォみたいだけど

静岡駅で、こんなパンを見つけた。

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チョコレートのパンではありません。

ようかんぱんです。

 

羊羹がドーナツ状のパンの表面にコーティング。

パンの中には粒あん

ドーナツの穴には、バニラクリーム。

↑ここ↑が、マリトッツォに、似てなくもない。

 

チョコレートや生クリームを想像していると、淡泊な味だけど

ふんわりやさしい甘味パンで、私はマリトッツォよりこっちの方が食べやすい。

ようかんぱんって語呂も良い。

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全盲の弁護士さん

友人の付き添いで、弁護士さんに会う。

「日詰さん?珍しい名前ですね~」と、とても張りのある声。

その方は、全盲らしい。

メモも持たず、友人の状況や問題点、関連する事柄など、完全に記憶しておられる。

点字を打つ機械に手を添えているけれど、今日は打っておられる様子はなかった。

 

私は、書記として参加したけれど、

「今日の話を参考に、日詰さんと話してみて、考えてみ」と言われた。

け、気配を消しても、存在を感じておられたのね。

 

「6時半から次の打合せが入ってるんや」とおっしゃったのが、6時9分。

時間はどうやって確認しているのかなぁ?

「今日の相談料はいりません。納得いくまでなんぼでも聞きに来て。じゃっ!」

と言って、事務の方の肩に手を乗せて、夕闇の中、消えて行かれた。

は~。なんだか私の方が、色んな勇気をもらいました。

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